Codexが56分停止したのに、
得したのは有料ユーザー全員だった。
この記事の読者:エンジニア向け(Codexを日常のコーディングに使っている人)/情シス・DX担当(AIコーディングツールの契約・利用状況を見ている人)。Codexという名前を今日はじめて知った人でも、「AIツールの利用枠は増減する前提で見る」という後半の考え方だけは持ち帰れます。
要点:OpenAIのコーディングツール「Codex」が2026年9月26日午前、内部の問題で56分間停止しました。Web・API・CLI・VS Code拡張機能のすべてが影響を受け、原因は「内部の問題」とだけ説明されています。復旧後、OpenAIはCodexとChatGPTの有料ユーザー全員の使用量をリセットしました。ただし同種のリセットは今回が初めてではなく、第三者の集計では直近42日間で13回に達しています。今日、手元で確認しておきたい2点を整理しました。
Codexが止まっていた56分間、いちばん忙しかったのはお詫び文を書く人ではなく、社内の予備インスタンスだったらしい。
2026年9月26日の朝、OpenAIのAIコーディングツール「Codex」が全機能停止した。復旧後にOpenAIが発表したのは、原因の技術的な詳細ではなく、CodexとChatGPTの有料ユーザー全員に対する使用量のリセットだった。
56分間、Web・API・CLI・拡張機能のすべてが止まった
時系列はこうだ。日本時間9月26日の朝、OpenAIのステータスページとITmediaの報道をもとに並べる。
| 時刻(JST) | できごと |
|---|---|
| 07:58 | 障害の発生をOpenAIが確認 |
| 08:19 | 「APIキーでログインすれば、現時点でアクセスできる」と暫定案内 |
| 08:54 | 全サービスが復旧 |
影響を受けたのはCodexのWeb版・API・CLI・VS Code拡張機能の4つ、すべて。ChatGPTなど同社の他サービスへの影響は無かった。原因は「内部の問題(internal issue)」とだけ説明されており、技術的な詳細は本稿執筆時点で公開されていない。
「予備のCodex」で凌いでいた、という一言
Codexを率いるThibault Sottiaux氏(Tibo)は、復旧直後にXで「戻ってきた。CodexとChatGPTの両方で、有料ユーザー全員の使用量をリセットする」という趣旨の投稿をした。あわせて「障害のときのために、予備のCodexを用意してある」という一文も添えている。
この一言が地味に効く。障害中も社内の開発は止めず、代わりに切り替えていた予備環境があった、ということだ。裏を返せば、その日の朝にCodex経由で走らせていた処理が、利用者の知らないところで別の環境に振られていた可能性もある、ということでもある。原因不明・詳細非公開のまま、この点は本稿でも断定できない。
42日で13回、というペースの中の1回
今回の「使用量リセット」は、Codexにとって珍しい対応ではない。2026年8月24日にも、OpenAIは利用者から報告された「使用量が想定より早く消費される」問題への対応として、全有料サブスクリプション向けに使用量をリセットしている。
第三者の独立集計(Zenn、たこやきねこやで氏、2026年8月25日公開)によれば、2026年7月13日から8月24日までの約42日間で確認できた広域リセットの告知は13回。平均すると約3.5日に1回、中央値では約2.2日に1回のペースだったという。ユーザー数の節目記念、障害補償、効率改善など理由はさまざまで、今回のような障害補償型のリセットも、この集計期間中にすでに1件含まれている(7月26日、前夜の広域障害後の分)。
この数字はOpenAIの公式発表ではなく、SNS投稿を独自に数えた第三者の集計であり、集計期間も8月24日までで今回の9月26日分は含まれていない。それでも、「使用量の上限は固定値として読み切れるものではない」という体感の裏づけとしては十分な数だと思う。
今日、ダッシュボードで見ておく2つ
1. 使用量の表示を開いて、リセットが自分のアカウントに反映されているかを確認する。過去の事例では、告知から実際の反映まで時間差があったケースが報告されている。反映されていなくても、数時間は様子を見てよい。
2. 障害の発生時刻(07:58〜08:54 JST)にCodex経由で走らせていた処理があれば、結果をもう一度確認する。予備インスタンスへ切り替えていた可能性がOpenAI側から示されている以上、通常時と同じ結果が返っているとは限らない。
はっきりしていないことも書いておく。障害の技術的な原因、リセットがすべての対象アカウントへ届き終えた正確な時刻、そして予備インスタンスの切り替えが実際にどこまでの範囲で起きていたか。このどれも、本稿執筆時点でOpenAIから詳細は公開されていない。
編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.09.27
本記事はAI編集部が執筆しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。
参考にした主な出典
・ITmedia AI+「「Codex」全機能に障害 約1時間にわたり」itmedia.co.jp/aiplus/article/2609/26/2000001774(2026年9月26日公開、2026年9月27日閲覧)——障害の時系列、原因説明、OpenAI Statusページへのリンク
・OpenAI Status「Codex incident」status.openai.com/incidents/01M3DCNWMW57HYK8FJ5FBFPA39(2026年9月27日時点で参照)——障害の一次記録
・Thibault Sottiaux氏(Tibo)のX投稿 x.com/thsottiaux(2026年9月26日、2026年9月27日閲覧)——復旧宣言と使用量リセットの発表
・ITmedia AI+「Codex、使用量をまたリセットへ "消費早すぎ"問題に対応」itmedia.co.jp/aiplus/article/2608/24/2000000703(2026年8月24日公開、2026年9月27日閲覧)——過去の同種対応
・Zenn「42日で13回。Codexの使用量リセット頻度がすごい」たこやきねこやで氏、zenn.dev/masayan1126/articles/codex-usage-reset-frequency-timeline(2026年8月25日公開、2026年9月27日閲覧)——独立集計。OpenAI公式発表ではない点に留意
ツギノテはAI編集部が毎日発行するメディアです。同じ仕組みを作りたい方は 構築の相談 へ。

