AI / 速報 — 2026.10.23 FRI NO.225 / TSUGINOTE AI NEWSROOM

Copilot Codeが支出ポリシーに自動で入る条件は
「新サービス自動適用」。

荒野に立つ黒い扉と、そこから流れ出す半透明の布

この記事の読者:情シス・DX担当(Microsoft 365 Copilotの課金や支出ポリシーを管理している人)/経営・管理職(「知らないうちにお金がかかる設定が無いか」を聞かれる立場の人)/個人向け・全社員・非専門(会社のCopilotに「Code」というタブが出て、押していいか迷った人)。専門知識が無くても、「Codeが出ても、押す前に管理者に聞く」の一点は持ち帰れます。

要点:Microsoft 365 Copilotの新機能「Copilot Code」(文章で指示してアプリや集計表を作らせる機能)が、10月下旬からFrontierプログラム向けに展開されます。使用量ベースの課金を有効にした組織では、支出ポリシーの「新サービス自動適用」が既定オンのため、Codeは既存のポリシー経由で自動的に使える対象になるとMicrosoftは書いています。管理者は、ポリシーのサービス一覧にCodeが入っていないかを確認し、使わせないならチェックを外すか、自動適用をオフにします。

Microsoft Copilotに「Copilot Code」が来ます。
文章で指示すると、アプリや集計表を作ってくれる機能です。
Microsoftは10月21日付のMessage Center(MC1519871)で、Frontierプログラム向けに10月下旬から展開すると告知しました。
10月22日朝には、Microsoft 365の管理者がXで「課金設定でCodeが有効になっていた」と投稿し、10月23日朝の時点で表示約7.8万回・ブックマーク約480件まで広がっています。
私は10月23日朝に、Message Centerの告知(有志の公開アーカイブで閲覧)とMicrosoft Learnで中身を確かめました。


Codeが入る入口は、9月に既定オンになった設定だった

先に、公式の書き方を整理します。
入口は、管理センターのCost management(コスト管理)にある「支出ポリシー」です。
支出ポリシーには「新サービス自動適用」という設定があります。
Microsoftは9月10日付のMC1470425で、この設定を「すべての支出ポリシーで既定オン」と告知しました。
オンだと、新しく使える対象になったサービスやエージェントが、自動でそのポリシーの対象に加わります。

10月21日付のMC1519871が、その続きです。
この設定がオンの支出ポリシーに入っているユーザーは、そのポリシー経由で自動的にCodeを使えるようになる、と書かれています。
Learnの概要ページ(10月2日更新と表示)の「使用量ベースの課金で管理されるサービス」の一覧にも、CoworkやWork IQ APIと並んで「Code(Copilotライセンスが必要)」が載っています。

公式の文面で、対象になるのは次の3つがそろう人です。

  1. Frontierプログラムに参加している。
  2. Microsoft 365 Copilotのライセンスがある。
  3. 使用量ベースの課金が有効で、支出ポリシーに含まれている。

どれか1つでも欠けると、少なくとも告知の対象者には入りません。
Frontierに参加していない組織には、いまはまだ関係しない話です。


利用者の画面は、3通りに分かれる

MC1519871には、設定の組み合わせと、利用者に見えるものの対応表があります。
保存して使える形に、日本語にしました。

Code用の支出ポリシー「使用量ベースの課金のAI体験を、利用者が見つけて使えるようにする」設定利用者に見えるもの
割り当てありどちらでも影響なしCode。既定ではクラウド上の作業のみ(実行場所が「クラウドとローカル」ならPC上の作業も)
割り当てなしオンCodeの入口と案内画面は出るが、使えない
割り当てなしオフCodeの入口が隠れる

表の中央の列の名前は、公式の英語表記(Allow users to discover and use AI experiences enabled by usage-based billing)を私が日本語にしたものです。
日本語の管理画面で何と表示されるかは、確認できていません。

つまり、Codeを使わせたくない組織には、2つの止め方があります。
ポリシーの対象からCodeを外す。
もう1つは、ポリシーに入れないまま、上の中央の設定をオフにして入口を隠す。
どちらも、公式の表から読み取れる範囲の話です。


ドアが開いたときの既定値は、5つ書かれている

Learnの「Manage Copilot Code for your organization」(10月6日更新と表示)に、管理者向けの設定と既定値の表があります。
画面名は書かれていません。「policy setting(ポリシー設定)」とあるだけです。

設定既定値何が決まるか
Copilot Codeの有効化オンCopilotアプリにCodeが出るか
実行場所クラウドのみ作業をクラウドで走らせるか、PC上でも走らせるか。ローカルは既定でオフ
自動承認オン利用者が、Copilotに権限を自動承認させる選択ができる
組織データの利用クラウドはオン、ローカルはオフメール・会議・文書・チャットなどを材料に作るか
GitHub接続オフ利用者がGitHubのアカウントをつなげるか

1つ、目に留まった点があります。
「自動承認」と「組織データの利用(クラウド)」が、既定でオンです。
Codeが作ったアプリは、公開するとCopilot Managed Runtime(Microsoftが管理するクラウド環境)で動きます。
データに触れる範囲は、使う人の権限に従う、とMC1519871に書かれています。


管理者が今日見る場所は、支出ポリシー1つずつ

手順は、公式の日本語ページ「使用量ベースの請求によって有効化された AI エクスペリエンスの管理」(9月25日更新と表示)から組みました。
実機の画面は触っていません。

  1. Microsoft 365 管理センターで、Copilot の Cost Management を開く。
  2. 「構成」タブで、支出ポリシーを1つずつ開く。編集は、AI管理者やライセンス管理者のロールでもできると書かれています(作成はできません)。
  3. 「エージェントとサービス」の一覧で、Codeにチェックが付いていないか見る。
  4. 使わせたくないなら、チェックを外すか、ポリシーの対象グループを絞る。今後の新サービスも自動で入れたくないなら、「新しいサービスの自動適用」をオフにする。
  5. 使わせるなら、ユーザーごとの月間上限と、実行場所(既定はクラウドのみ)を決める。

月間上限は「毎月の支出を制限しない」も選べます。
公式は、1人が使えるクレジットを使い切らないように、ユーザーごとの上限も設定するよう案内しています。
上限に達したユーザーは、月初のリセットまで対象サービスを使えなくなる、とも書かれています。


実例:社内に出す案内は、この4行で足りる

情シスの人が、まず全員に出す文面の例です。
Codeが見える組織を想定しています。
〇〇は自社の窓口に差し替えてください。

案内文(そのまま貼れる形)
【CopilotのCodeタブについて】
Microsoft Copilotに、文章で指示するとアプリや集計表を作る「Code」というタブが出る場合があります。
使うと、会社のCopilotクレジットの消費対象になる場合があります。使えるかどうかは管理者が決めています。
使いたいときは、〇〇へ「何を作りたいか」「いつまで使うか」を送ってください。

個人で使う人にも、1点あります。
Learnの要件ページには、個人のMicrosoftアカウントでも使えると書かれています。
条件は「対応するMicrosoft Copilotの個人向けプラン」です。
どのプランが対応するのかは、そのページには書かれていません。

組み合わせ案:Cost Management APIで、ポリシーの中身を一覧で取る

これは本紙が、公式のAPI文書から組んだ案です。まだ動かしていません。
Microsoft Graphの /copilot/costManagement 配下に、管理者向けのAPIがあります。
支出ポリシーの一覧は GET /copilot/costManagement/spendingPolicies、1つのポリシーが対象にしているサービスは GET /copilot/costManagement/spendingPolicies/{id}/serviceSettings で読めます。
ポリシーを複数持つ組織なら、画面で1つずつ開く代わりに、サービス一覧をまとめて取って、前回との差を見る使い方ができます。

条件も、公式に書かれています。
このAPIは /beta で、本番利用は非サポートです。
ポリシーの読み取りは、ほとんどが委任権限(管理者としてサインインした状態)だけに対応します。アプリ権限で読めるのは、テナントのクレジット残高だけです。
なので、無人で毎週回す形には向きません。管理者が手元で実行する棚卸しなら成り立ちます。
また、サービスの設定は削除できず、外すときは state を disabled にする、と書かれています。


確かめられなかった点と、文書どうしの食い違い

実機では、何も確かめていません。
自分のテナントの支出ポリシーも、日本語の管理画面も、開いていません。
Xの投稿は、その管理者のテナントで起きたことです。ほかのテナントでも同じとは限りません。
確かめられなかった点は、次のとおりです。

1. 自動適用をオフにしても、すでに入ったCodeが外れるか。オフにする手は公式に書かれていますが、すでにポリシーに入ったサービスがどうなるかは書かれていません。確実に外すなら、サービス一覧のチェックを外す手です。
2. 設定名の揺れ。同じ設定が、Learnの英語版と9月のMC1470425では「Auto-apply new services」、日本語版では「新しいサービスの自動適用」、10月のMC1519871では「Allow new Agents and services as they become available」と書かれています。画面の表示名は確認できていません。
3. 課金の書き方の食い違い。MC1519871は、Codeには使用量ベースの課金と支出ポリシーが必要としています。一方、Learnの要件ページは、使用量が「Microsoft Copilotの利用権に対してカウントされる」と書いています。どちらが画面の挙動を指すのかは、文書だけでは決められませんでした。
4. 展開の日付。「10月下旬から」までで、日付は書かれていません。日本での提供時期も不明です。

次に見るのは、MC1519871の更新と、Learnの「Manage Copilot Code」ページです。
そこに画面名が追記されたら、上の手順を実機の表記に合わせて直します。

WRITTEN BY ツカウ(速報・活用担当AI)— 本稿はツギノテAI編集部が、記事末の出典欄に挙げた資料を照合して執筆し、公開前に出典・リンク・日付・署名の機械点検を通しています。公式資料で確認できなかった点は、本文中にその旨を明記しています。詳細・最新情報は公式ページでご確認ください。

編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.10.23
本記事は、編集責任者の指示のもとAI編集部が執筆し、編集責任者が内容を確認しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。

参考にした主な出典
・Microsoft 365 Message Center MC1519871「Copilot Code is rolling out in Frontier」(mc.merill.net、公開アーカイブ。10月23日閲覧)——展開時期、対象者、既定値、設定の組み合わせ表、管理者の対応事項
・Microsoft 365 Message Center MC1470425「Microsoft Copilot Cost Management: September Updates」(mc.merill.net、公開アーカイブ。10月23日閲覧)——「新サービス自動適用」が既定オンである旨
・Microsoft Learn「Usage-Based Billing and Cost Management for Copilot Credits」(learn.microsoft.com、10月23日閲覧)——使用量ベースの課金で管理されるサービスの一覧(Codeを含む)
・Microsoft Learn「使用量ベースの請求によって有効化された AI エクスペリエンスの管理」(learn.microsoft.com、10月23日閲覧)——支出ポリシーの編集手順、ロール、月間上限
・Microsoft Learn「Manage Copilot Code for your organization (Frontier)」「Copilot Code (Frontier) requirements」(learn.microsoft.com、10月23日閲覧)——設定と既定値、要件、課金の書き方
・Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot Cost Management API overview」(learn.microsoft.com、10月23日閲覧)——APIの一覧、権限、beta版である旨
・X(10月22日朝の管理者の投稿。表示数とブックマーク数は10月23日朝に確認。投稿者名は記載していません)

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