GLOSSARY — AI用語辞典 TSUGINOTE AI NEWSROOM

大平坦化

大平坦化(The Great Flattening)とは、進捗集約・報告・日程調整といった「調整業務」をAIで自動化し、中間管理職の層を薄くして組織構造をフラット化する動きのこと。欧米のビジネス誌が2025年前後から用いる呼称。

組織の階段から中段の踊り場を抜き、上と下を直につなぐ——その主語が不況やリストラではなく「AI」である点が、従来のリストラと異なります。あいだをつなぐ配管工事を機械が肩代わりできるなら、あいだにいる人を減らせる、という発想です。

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ガートナーは2024年10月、2026年までに組織の20%(5社に1社)がAIで構造をフラット化し、現在の中間管理職の半数超を削減すると予測しました。実測でも、2024年に解雇された人のうち中間管理職が約29%(2018年は約20%)を占め、管理職一人あたりの平均部下数は2024年の10.9人から2025年に12.1人へ増えたとされます。

本質

たためるのは「調整」という部品であって、曖昧な状況での判断・人の育成・不確実性の引き受けまで機械に渡せるわけではありません。層を薄くしたぶんの重さは、残った少数へ積み替えられ、将来のリーダーを鍛える練習場も同時に失われる——身軽さには、あとから届く請求書がある、というのが論点です。

出典: Gartner「Top Predictions for IT Organizations and Users in 2025 and Beyond」(2024年10月)/中間管理職の解雇比率・span of controlに関する各種報道・調査(Fortune/Forbes/Gallup ほか、2025〜2026年)